兵庫支部20周年記念誌

コラム

昭和61年(1986)10月1日設立総会が開催されました。それから37年、コロナ禍での3年間のブランクを経て令和5年7月1日対面での総会が開かれる運びとなりました。

兵庫支部の沿革を辿るのに際して【兵庫支部20周年記念誌】はお役に立てるのではないかと思います。兵庫支部40周年に向けて皆様の投稿をお寄せください。【兵庫支部20周年記念誌】に投稿して頂いた方の20年後の近況など、出来たら写真付きでお願いします。もちろん初めての方も大歓迎です。antoku@icloud.com

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山本信司(昭37米英)

壺井栄さんは桃栗三年柿八年柚の大馬鹿18年と書いておられる。柚の苗木を庭に植えてから10数年ようやく実をつけ翌年には30数個もとれた。その頃知人から風通しを良くしてやるとよいと聞いたので他の庭木と同じように剪定した。素人の悲しさどうも切り過ぎたようで木を怒らしてしまいそれから4~5年実がつかない狭い庭にトゲのある木は庭の手入れに始末が悪い。
実がつけばこそ我慢もするがもう駄目かと今秋には切る予定にしていたがいきなり切るのは理不尽かと思い今年に入りもう実をつけなければ切るぞと木に話しかけてきていた。驚いたこには小さな青い実がそれも20数個もついているのを先日見つけた。これは単なる偶然の現象であろうか。たまたま実をつける時期がきただけのものかもしれないが私にはそうは思いたくない気持ちがある。私は植物であれ生あるものとは対話できるのではないかと思つている。耄碌した老人の戯言であり単なる妄想であろうか。

兵庫支部20周年記念誌【前編】

兵庫支部20周年記念誌【後編】

2023年06月09日